・薪ストーブのある暮らし

 

湘南は気候的に暮らしやすい地域のわりには薪ストーブの需要が多いような気がします。スローライフな土地柄に合っているのでしょうか。薪ストーブの暖かさは、他の暖房器具では味わえないような心地よさがあり、炎を眺めながらの冬のひと時は格別です。多くはご主人が先に要望されるのですが、家が出来上がってしばらくすると、家にいる時間が長い奥様の方が楽しんでいることがよくあります。もともと「ストーブ」は、暖房器具というよりも、料理器具としての意味があったようで、女性の方が火の扱いはうまいのかもしれません

 

我が家で長年愛用していた薪ストーブ

 

薪ストーブは室内環境にも役立っています。室内の汚れた空気を吸って、煙突から排出するという重力差による自然の換気装置となっています。電気をつけ放しの機械による24時間換気システムよりもエコロジーな気がしてきます。
子どもも小さいときは、煙突があるのでサンタさんがちゃんときてくれると安心して寝てくれます。

薪ストーブを設置するときは、置き場所の仕上げには注意が必要です。ストーブ前の床には熱くなった火ばさみを置くこともありますし、火の粉が落ちることもあります。周囲をレンガや石など蓄熱性の高い仕上げにすると、火を消した後でも暖かさが長持ちします。

 

排出される煙をクリーンにするため、一次燃焼によるガスをさらに再燃焼させるストーブ。デンマーク製。



こちらの家のストーブも二次燃焼させるタイプ。北米製。

 

ストーブのつくられ方も、アメリカ車とヨーロッパ車の違いのようなものがそのまま感じられます。
デンマーク製はやはりモダンデザインの流れが反映されています。

2008年02月20日